ファウンティンに捧ぐ歌

でも……。



あの人は、誰なんだろう?



遠い昔に、会った事があるような気がする。

思い出そうとするんだけど、心の何処かで『思い出しちゃいけない』って気持ちもあって、結局、思い出せないでいる。



天然パーマでロングの髪を、今日は時間が無いので後ろで1つに束ねて、制服に着替えて下へ降りた。

洋間の方から、お父さんと守の話し声……そして、笑い声も。

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