殺したい程愛してる
その日はそれだけでアイツは帰って行きました。

正直ホッとしていた私と引き換えに翔はなんだか寂しそうでした。


それからでした翔の様子がおかしくなったのは。

いつも優しかった翔がどこか冷たくなって、連絡さえつかなくなってしまったのです。


メールも電話も返して頂けませんでした。


私、耐えられなくなり…翔の家まで会いに行きました。


翔は私を見るなり、面倒くさそうな顔で怪訝に私を払いました。

私は
「どうしてですか?私たち愛の接吻も交わしたじゃないですか…。もう一度して下さい」
そう言いました。

翔は「…もうお前に疲れたんだよ!」と怒鳴りつけましたわ。

酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い…!

私は鈍器で頭を叩かれた気分で気づけば私は翔の家にあった灰皿で翔を殴っていましたの。フフ。


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