殺したい程愛してる
私は覚めない怒りの中、メールの内容も読んでみました。



まるで翔のことが好きだと言わんばかりのメール内容に私は更に怒り狂いました。


許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない。

翔は私のものなのに!


翔もきっと迷惑してるに違いないわ…!


その時、翔がやっと目が覚めました。

翔は私を見るなり、怯えたように悲鳴をあげました。


私が近づくと翔は必死になんども、なんども謝りましたわ…。

「俺が悪かった!俺が悪かった!許してくれ!!」

そんな翔が可愛いくて、ぎゅうっと翔を抱き締めました。

「翔…殴ってごめんなさい。あら頭から血が出てますわ…。ふふ美味しい」

そう舐めてさしあげると翔は引きつった笑顔で私を見ました。

翔の血の味は…
とっても美味でした。
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