彼と私の言えない秘密
「何でムリ?いいじゃん親公認とかさ〜」


「とにかくうちはムリなの!携帯だってやっと買ってもらったし、お父さん厳しいから門限とかあるし…」


「門限何時?」


「7時…早くない?サイアク…」


中学の時は門限はなかったのに、高校生になった途端7時って決められちゃった


「7時か〜俺の部活待ってたら遅くなったりして、あまり話す時間なくなるな〜」


私はこの時、あることを思い付き、小さな声で呟いた


「和真が…部活辞めたら…いいのになぁ…」


もちろんその言葉は和真の耳に聞こえている


「バ〜カ!そんなに俺といたいワケ?」





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