彼と私の言えない秘密
私達はさっきから、家の手前の道端で話し込んでいた


「また明日な」


「うん…」


「朝、待ってるからな」


和真はそう言うと、軽くおでこにキスをして、チャリに乗って帰って行った


恥ずかしい…


私は急いで家に向かった


1人になるとやっぱり気になる


長谷川って男子、和真に問い詰められて、相手が生徒会長ってバラしたりしないよね?


私が口止めするワケにはいかないし…


ま、和真のことだから、学校に長谷川って男子が来たら、きっと真相解明しようとするよね


そして、それが私達の恋の歯車が狂うキッカケになるなんて、思ってもいなかった





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