彼と私の言えない秘密
私は流海から目線を生徒会長に移した


「だって…ホラ!どう見ても来てるでしょ?」


あ…来てるの…かな?


「違うって、きっと帰り道がこっちなんだよ…多分…」


用事もないのに、モテモテな生徒会長が、私達1年のところになんか…普通…来ないでしょ?


ましてや女子達に囲まれてるのに


でもやっぱり生徒会長の足は、私達に向かってきているようだった


「また会いましたね」


生徒会長はあの柔らかい笑顔で私にそう言った





< 13 / 536 >

この作品をシェア

pagetop