彼と私の言えない秘密
「お前な〜笑い事じゃねえんだよ!また一発欲しいのか?」


俺は長谷川の腕を掴んだ


「この学校で秘密持つのが悪いんだよ!この間の事は放課後、あの人に報告するからな」


反省するどころか、逆に強気の長谷川


秘密好きなあの人って…


かなり強いとか?


まさかヤンキー?


それはヤバイかも


俺の最も苦手なタイプだ


「俺にも妹にも秘密はねえ!その人の勘違いだよ!ついでにそう伝えといてくれ」


俺は少し下手(したて)に出て、コイツに頼むことにした


その人が気になってる秘密がないと分かれば、愛羅への被害がなくなると考えたからだ





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