彼と私の言えない秘密
「あの人は1度狙った女は逃がさねえから、せいぜい妹を守ってやるんだな!」


長谷川は鼻で笑いながら屋上のドアを開けて、俺の前からいなくなった


よし、わかった。そっちがその気なら、俺は絶対に愛羅を守ってやるよ


お前等の好きにはさせねえよ!


でも…


張本人が誰だかわからないまま


長谷川が秘密がないと伝えてくれれば…


そんな俺の願いは叶うことなく、この先、愛羅が何度も恐い思いをするなんて思っていなかった





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