彼と私の言えない秘密
生徒会長が掴んでいる腕に力を入れる


「いえ…今から教室に行きますから」


ココは女子高の廊下


いつ誰が来るかわからないんだもん。変なことにはならないハズ


すると生徒会長は私の腕を引っ張り、近くにあった教室に連れ込んだ


「キャッ…」


掴まれた腕を解放された私は、この前の二の舞にならないように少し距離を置いた


「な、何ですか?」


見ると生徒会長は眼鏡を外し、胸のポケットに入れている


「別に?暇潰し…」


生徒会長はゆっくりと近づいて来る


眼鏡…外してる…ヤダ!





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