彼と私の言えない秘密
私達の気配に気付いた生徒がポツリと言った


生徒会長の力が強くなる


「ん…」


イヤだ!苦しい…


私の口は生徒会長の手で塞がれたままで、後ろから抱きしめられている状態


そして生徒会長が耳元で囁いた


「バレたら…困るよな?」


確かに困るんだ


変な噂もイヤだし、私は女子生徒が資料室から出て行くまで、生徒会長に抱きしめられた状態で我慢するしかなかった


口を手で塞がれた状態は息苦しく、次第に呼吸が荒くなる


生徒会長は何を勘違いしたのか私の耳元で囁いた


「興奮してんの?」





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