彼と私の言えない秘密
「ホラ、ココも草あんじゃん!草むしりするフリしてたら大丈夫だよ」


「流海〜先生に怒られたら流海のせいだからね!」


私は仕方なく校門近くの草むしりをすることにした


「あ!軍手忘れた!愛羅、ココで待ってて」


流海はさっきの花壇のところで軍手を外したらしく、急いで取りに戻っていった


「ちょっと流海ってば〜」


今、先生が来たら私1人で怒られちゃうじゃん!


座ってブツブツ言いながら草をむしっていると頭の上から男性の声がした


「1年生は花壇なんですね」





< 149 / 536 >

この作品をシェア

pagetop