彼と私の言えない秘密
流海は何故か自信満々で草むしりを張り切る


私はやる気なんて全く出なくてチマチマ適当に草を抜いていた


キーンコーンカーンコーン


草むしりの終了を知らせるチャイムが鳴る


「さっ!戻ろ」


流海はズボンを叩いて汚れを落としながら前を歩いていた


流海は積極的だね


でも、和真には積極的にならないでよ〜


やっぱりハッキリ言わない私が悪いんだよね


今更…言えなくない?


私はそんな流海の背中を見ながら後ろからゆっくりついて行った





< 154 / 536 >

この作品をシェア

pagetop