彼と私の言えない秘密
私は教室に入って教科書を机の中に入れた


サイアク…


っていうか、流海は前から和真を好きって言ってて、私が流海を騙してるワケで…


好きな人と話したり、一緒にいたいって気持ちはわかるけど…


ハァ…


いつまで耐えられるのかなぁ?


「愛羅〜!」


流海が物凄く嬉しそうに教室に入ってきた


「ん?」


私は適当に返事をする


「あのね、あのね、アドレス!GETしちゃったの〜」


私の机の前でピョンピョン飛び跳ねる流海


「そ、そうなの?」


嘘でしょ?


和真?


何で教えたりすんの?


サイテーだよ!





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