彼と私の言えない秘密
とりあえず受け取る


病気が移るとか、そんなんじゃないし


そのまま私はチューパックを下に置いた


「飲まねえの?」


「う、うん…まだ…欲しいんならあげますよ」


私はチューパックを持ち生徒会長に渡そうとした


ガシッ


生徒会長が私の差し出した腕を掴む


な、何?


私はビックリしてチューパックを握ってしまった


その瞬間、ストローを通じて中のオレンジジュースが勢い良く飛んだ


「ウワッ!」「キャアッ!」


生徒会長が私の腕を離し、私はチューパックを離した


ボトン…


「あ〜もう…何やってんだよ!」


「だって生徒会長がいきなり掴むから〜」





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