彼と私の言えない秘密
私は落としたチューパックを拾って、これ以上中身が出ないように立てた


「もったいねぇ〜」


「だって…」


「オマケにコレ、どうしてくれんの?」


「え?」


見ると生徒会長の白いワイシャツにオレンジのシミが!


「あっ!すみません」


私は急いで制服のスカートのポケットからハンカチを取り出し、生徒会長のお腹辺りのワイシャツを掴み、必死で拭いた


嘘…落ちない…


生徒会長、怒るかなぁ?


私はそっと顔を上げて、生徒会長の様子を窺った


上目遣いになった体勢の私


もちろん眼鏡を外した生徒会長が大人しいワケもなく…


「誘ってんのかよ…」





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