彼と私の言えない秘密
ヤダもう!くすぐったいし…


「笑える…(笑)」


生徒会長は私の肩に顔を付けて、いつまでもクククッと笑っている


「あの…離してください…」


「やだね!」


ハァ?やだねって言われても、どうしたらいいんですか?私


「そろそろ帰る支度を…」


生徒会長の腕が私から離れる


解放された私は、安心して座ったままで伸びをした


「ん〜」


両手を高く伸ばして息を吸い込んだ時、またもや手首を掴まれた


「え?」


見上げると生徒会長が立っていて、私を立たせてくれようと上に引っ張った


なんだぁ〜手を貸してくれるのね




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