彼と私の言えない秘密
生徒会長は私の前に座り込み、両手で私を囲むように壁に手のひらを当てている


生徒会長は片手で私の顎を掴み、唇を近付けてきた


「やっ…」


顔を逸らせようとするが、ガシッと掴まれている為動かない


少し含み笑いをしながら生徒会長は私に言う


「叫んでも誰も来ねえよ!」


それでも私は心の中で和真を呼んだ


いくら流海にアドレスを教えてもやっぱり私の大好きな和真には変わりないんだもん


私に触っていいのは和真だけなんだから





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