彼と私の言えない秘密
歩道を歩きながらハイテンションの流海は変なことを言い出した


はぁ?違うってば!


「タイプとかっていうか…生徒会長もカッコイイなって…まあ…東條くん?…もだけど…」


ダメだ…何も言えない


「ん〜高校生活、楽しくなりそうだね」


流海は興奮しながら、私の肩をポンポン叩く


「そう…だね」


楽しくなりそう?それはあんただけだよ…


私には…ハラハラドキドキ


甘い高校生活はドコにいったの?


こんなハズじゃなかったのに!


「そうだ、愛羅、中学どこだったの?」





< 19 / 536 >

この作品をシェア

pagetop