彼と私の言えない秘密

和真が私の肩を揺する


｢うん…あったよ？すっごくイヤなことが｣


私に内緒にするなんて、許さないんだからね


｢どんなこと？話してみなよ｣


話したら困るんじゃないの？


｢え？わかんない？｣


｢え？俺のせい？｣


私は起き上がって和真を見据えた


｢和真は私が他の男とメールしてもいいの？｣


｢ハァ？いいわけねえだろ？｣


｢私だって和真が他の女とメールするのイヤだよ…｣


｢わかってるよ？｣


私はその答えに目を伏せながら静かに話す