彼と私の言えない秘密
教室まで流海に付きまとわれる私は、自然と早足になっていた


「仲良くしててもプライベートは詮索してないし…」


「ふ〜ん…じゃあ、私、昨日東條くんにメールしたけど、聞いてないの?」


「え?聞いてないよ?」


マジで?


和真にメールしたの?


どうして和真は言わないの?


再び私に不安が押し寄せる


胸が締め付けられて、ドキドキが止まらない


「そうなんだ〜愛羅も兄貴離れしたらいいんだよ!」





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