彼と私の言えない秘密
「はい…」


私は流海の返事に戸惑いながら口を開けた


「え?流海?昨日メールしたって言ってたじゃん?」


何?嘘ついてたの?


「ごめん…ちょっと妄想の世界に入ってた」


「ハァ?」


妄想の世界って現実でしちゃダメでしょ!


頭の中では何考えてもいいけど…


「妄想っていうか…願望っていうか…」


「高野さん…コイツ、すぐ信じちゃうから、今度から、嘘はつかないでくれるかな?」


流海は和真の優しい言葉に素直に頷いた


「はい…ごめんね、愛羅」





< 227 / 536 >

この作品をシェア

pagetop