彼と私の言えない秘密
私に追いつき背中を叩く


「もう、痛い!」


わざと大袈裟に言ってみる


「ごめん…」


「何やってんだよ…バカ愛羅」


和真も追いつき私をからかう


「和真だって、生徒会長は憧れの先輩だもんね〜あんなにカッコイイんだもん、普通の女子なら気になって当たり前だし」


からかわれた悔しさで、私は和真を挑発


「あっそ…別にいいけど!」


「いいならいいじゃん!」


私達の口喧嘩はだんだんエスカレートし始めた


「何、兄妹喧嘩してんの?」


呆れたように声をかけてくる流海


アンタが喧嘩の原因なんだけど





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