彼と私の言えない秘密
「え?あぁ…っと…」


聞き間違えてなかった


今、俺が言う言葉って何が適してる?


『生徒会長には愛羅なんて相応しくないです』


『生徒会長って冗談も上手なんですね』


考えていると生徒会長の顔が目の前にまで接近していた


「いけなかったですか?」


俺は生徒会長のいきなりのアップに驚き、こう答えてしまった


「愛羅に聞いてみてください」


愛羅はきっと断るさ


安易な考えの俺


生徒会長に頼まれたら、愛羅が断れないことぐらい、何故、わからなかったんだろう


「ありがとうございます」





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