彼と私の言えない秘密
急いで携帯をポケットに入れて、家を出る


駅前まで歩くと30分かかる


その時、前にいる和真が目に入った


「和真?どうしたの?」


私はビックリして和真のところまで小走りで近寄った


「ハァ?さっき、駅前まで送ってやるからってメールしただろ?」


和真の呆れた顔に、私は見てないとは言えず、2、3回頷いた


「歩くの大変だから、乗れよ」


「ありがと」


私は和真の後ろに乗った


「いいか?他の男に会うのにわざわざ送る彼氏なんか俺ぐらいのもんだぞ?」





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