彼と私の言えない秘密

ゆっくりしようぜ

手を引かれ、しばらく歩き、ある場所の前に到着


「映画もイイかと思ったけどさ、今の俺はコノ気分」


先輩は私の返事を待たずに私の手首を掴んでその中に入って行った


勝手に部屋を決めて私を一室に連れて入る


ドアが閉まり、黒いソファーに座らされた


「こういうのイヤか?」


「…別に…イヤじゃないけど」


さっきから先輩のペースになりつつある気がする


強引さが出てきたんじゃないだろうか?


ちょっと不安になってきた


「ココなら邪魔は入らねえから」


「そ、そだね…」





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