彼と私の言えない秘密
心臓がかなりドクドクと脈打つ


「邪魔?俺にはそんなつもりはねえ!お前等が勝手にそう思ってんだろ?」


開き直りの態度があからさまに出ている


投げ出した足を組み合わせ、腕組みをしてソファーにもたれて…私を睨んでいた

「じゃあ…二度と私に…変なコト…しないでね」


本当だったらまだ強く言うつもりだったんだ


でも…急に恐くなって、私なりに優しく言って見た


それなのに…


「変なコト?あ〜エッチなコトって意味?」


怪しく口角を上げて微笑む


「うん…お願い…ね…」


私は先輩の顔を見ずに頭を下げた


「それはムリ!」




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