彼と私の言えない秘密
不思議そうな顔で私を見る


「はい。でも、和真…私に彼女のフリを頼んできたんです。ファンから解放されたかったみたいで…強引で、ワガママで…今の竜一みたいでした…でも…だんだん惹かれていきました」


「アイツ、強引でワガママなのか?何かイメージが…」


私は先輩の言葉を聞いて笑った


「竜一もイメージ違う(笑)やっぱり眼鏡がスイッチですか?」


「いや…まぁ…色々あんだよ…」


色々ねえ〜


結構、恋には臆病なタイプなんだ


私は発破をかけるつもりで口調を変えて話をしてみた




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