彼と私の言えない秘密
「はい。まぁ…あ、でも生徒会長になると、お互いの生徒会長と付き合うって噂、聞きましたよ?」


私はわざと話を逸らした


「あぁ、アレは俺が流した嘘!」


「り、竜一が流したの?」


先輩は照れたように私から目線を外した


「俺の好きなのは…女子高の生徒会長だからな…」


「そ、そうなんですか?」


ビ、ビックリ!


わざと噂流すなんて、何か少し可愛く感じる


「アイツは俺の幼なじみでさ…ずっと気持ちを隠してた」





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