彼と私の言えない秘密
私は小心者の様な先輩の背中を思いっきり叩いた


「何、弱気になってんの?私にしたように、強気な態度でいなさいよ!俺は男だ、ついて来い!って…今、人気の俺様みたいな態度で強引に迫ってみなさいよ!」


「おい…愛羅?どうした?」


目を丸くしている


「竜一に、好きな人が側にいる幸せを知ってもらいたくて…今の恋を諦めてもらいたくなくて…つい感情的になって…ごめんなさい」


私はムキになったことを素直に謝った





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