彼と私の言えない秘密
「え?お腹空いてんの?」


和真はコクコクと頷く


私達は映画の時間を調べ、ファーストフード店に入った


「後、30分あるから間に合うね」


「…うん………そ…だな…」


ハンバーガーを口の中に一杯押し込んだ和真が可愛くみえて、思わず笑ってしまう


私はオレンジジュースを飲み、しばらく外を見ていた


和真ったら…


そんなにお腹空いてるなんて、もしかして私の後をつけてたのかな…


まさかね…


でも、心配させたことは、確かだよね


いつもごめんね


私…しっかりしてなくて…




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