彼と私の言えない秘密
「え、あ…ち、違うよ…」


長谷川は俺に目を合わせず、戸惑っている


間違いない…か…


「やっぱりそうか…」


俺は立ち上がってフラフラと屋上から出ていった


先輩は女子高の生徒会長が好きなのに、何で愛羅に手を出そうとしたんだ?


あのデートの二人、お互いに嫌そうな空気はなかった


俺が長谷川を殴ったあの日、愛羅は土手で1人で悲しんでいたはず


何があった?


俺はあの日の事を思い出した





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