彼と私の言えない秘密
確か引っ掻いたら逃げたって言ってたっけ…


そういえば、いつだったか先輩、手の甲にバンソウコウ…貼ってたよな


そういうことか…


愛羅を恐がらせていたのは先輩だったんだ


俺は確信した


でも…どうしても不思議なのは、二人の関係


恐い目に合ったんなら、今みたいに親しくなれなくね?


デートなんかしねぇよな?


俺は疑問を持ちながら次の授業を受けた


もちろん頭の中には愛羅と先輩


ハァ…


深い溜め息が出る





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