彼と私の言えない秘密
先輩は少し歩いて空を見上げた


「俺は愛羅がお前の彼女だと知り、妹としての秘密を隠し、ラブラブしていたのに腹が立って、お前の大切な女をメチャクチャにしてやって、お前に敗北を味わせようと…」


俺は大きく深い溜め息をついた


「ハァ…どうして俺に話したんですか?言わなくても良かったんじゃ…」


そうすれば、先輩を疑うこともなく、今まで通り、変わらない気持ちでいれたのに


「お前を裏切ったまま、普通にするのが苦痛に感じていた…から…聞いたお前が辛くて苦しい気持ちになるのはわかっていた…勝手に話して悪かったな…」


「いえ…」


正直、ぶん殴りてぇ…




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