彼と私の言えない秘密
「え?あ、長谷川〜ゲッ!東條もいんのかよ〜」


白川はヤバいって顔のまま、ニヤニヤしている


「いちゃワリイか?」


俺はわざと睨みを利かせた


「い、いや…そういうワケじゃねぇんだけどさ〜」


「お前、まさか愛羅待ってたりしねぇよな?」


俺は長谷川に頼むと言いながら、自分で白川に詰め寄っていた


「だってさ〜もしかしたら、愛羅ちゃん、その遠距離の男なんて、もうどうでもイイかもしれねぇじゃん?」


諦める素振りもなく、逆に開き直りの態度を見せる


「愛羅、一途だから、邪魔すんな!」


「友達として、紹介してくれたってイイだろ?」


ったく…白川の奴、しつこ過ぎ…




< 346 / 536 >

この作品をシェア

pagetop