彼と私の言えない秘密
私は口が滑ってしまった


竜一のニオイを嗅いだら何故か…言わずにはいられなかった


「じゃ、今も伸ばしてるのは?」


「そ、それは切るのが面倒だし、私の好きな人が長い髪が好きだったら…短い髪が好きって言われたら切ればイイんだし…」


誤魔化せた?


私はチラッと竜一を見た


竜一は腕組みをしたまましかめっ面


「男は好きな女だったら、どんな髪型だろうが、どんな喋り方だろうが、どんな態度だろうが、気にしないんじゃねぇの?

あ〜でも、やっぱりイメージがあるから喋り方や態度は優しい方がイイかもなぁ(笑)」





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