彼と私の言えない秘密
今まで、色んな行事で挨拶とかしてきたけど、こんなに緊張したのは初めてかもしれない
「さっきの続きはもうイイぞ?」
「え?」
私は下を向いていた顔を上げて竜一を見た
目が合う
「美那の気持ち、わかったから」
「わかったからって…私、何も言ってないよ?」
竜一は私の頭を軽くポンポンしてそのままポニーテールにした髪の毛に指先を通した
「この髪の毛を伸ばしたのも俺の為、言い寄って来る男を断っていたのも俺の為…だったんだろ?」
「何で?」
「さっきの続きはもうイイぞ?」
「え?」
私は下を向いていた顔を上げて竜一を見た
目が合う
「美那の気持ち、わかったから」
「わかったからって…私、何も言ってないよ?」
竜一は私の頭を軽くポンポンしてそのままポニーテールにした髪の毛に指先を通した
「この髪の毛を伸ばしたのも俺の為、言い寄って来る男を断っていたのも俺の為…だったんだろ?」
「何で?」