彼と私の言えない秘密

｢うん…

『美那はおてんばだから、彼氏が出来なかったら俺が彼氏の役をやってやるよ』


『美那、イヤな奴がいたら、俺がぶっ飛ばしてやるから俺の側にいろよ』


『美那、簡単に男を信じるなよ。お前は俺だけを信じればいいからな』


『美那、女子高行くのか？隣は男ばっかりで危ねぇから、俺も男子校に決めたぞ』


『美那、スカート短くねぇか？お前のふってぇ足、あまり見せて歩くなよ』


全部…覚えてるんだ…


言われる度に日記に書いて、何度も読み直してたから

『うるさい』

『誰がアンタなんか頼るのよ』

『私に構わないで』

あれは照れ隠しなの…｣



言えた