彼と私の言えない秘密
ガラガラ…


入学して初めての学校生活
もちろん次の授業に遅れた私
坂本愛羅(サカモトアイラ)高1


「すみません…」


小さくなりながら席に着く


クラスの皆が私を見た


サボろうとしたんじゃないよ?


その時、先生が私の机に近付いてきた


「坂本、資料室、わかりにくかったか?」


先生、ナイスフォロー


「はい…階を間違えて、遅れました。すみません」


これで皆、私がサボろうとしたとか思わないよね


助かったぁ〜


私は国語の教科書を開きながら授業を受けた





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