彼と私の言えない秘密
私はクスクスと笑って席を立った


「愛羅、クレープは?」


「ん?お腹空いてないもん!待ち合わせ場所を分かりやすいようにココにしただけ」


「じゃあ素直にクレープ屋さんに行こうって誘ってよ〜」


「それもそうだね(笑)でも、ちょっと芝居染みたことしたかったんだぁ」


私は頬を膨らます春奈にウインクをして和真の近くに行った


「和真、とりあえず端のテーブルに座って自己紹介にしよ?」


「ああ…」


私達は端の窓があるテーブルに腰掛けた


適当に自己紹介をして春奈を見る


春奈はテーブルの下で私の足を軽く蹴った


私は春奈を肘で突く


「お前等、何やってんだ?」





< 400 / 536 >

この作品をシェア

pagetop