彼と私の言えない秘密
私に優しく微笑み、スタスタと前の二人に近付く先輩


「彼に任せていたら大丈夫よ」


優しい声がした


「会長…」


見ると女子の生徒会長が私の隣に来ていた


「竜一、結構、頼りになるのよ」


「はい…」


そっか…会長は先輩と18年一緒にいるからわかってるんだ


私なんて、和真が何考えてるか、ちっともわからない


私、和真の彼女なのに…


他の女子に黄色い声をかけられる和真を、妹としてしか見られないなんて…





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