彼と私の言えない秘密
「そうですか…では、僕は必要なかったようですね…あ、そうそう和真!愛羅のことですが…」


先輩はソコで喋るのをやめ、わざと白川の注意を引き付けた


「コイツか…」


俺の耳元で小さく言った先輩


コイツかって…何で知ってんだ?


雅也から聞いたのか?それしかねぇよな


すると先輩は白川に向かってこう言った


「今年の文化祭、楽しみですね」


「は、はぁ…そうですね」


何言ってんだという顔の白川


「和真も楽しみにしといてくださいね」


「は、はい」


文化祭?何があるんだ?





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