彼と私の言えない秘密
「オッ〜ス!」


「あ、雄輔〜昨日テレビでね…」


こうして喋りながら消えていく二人


私は後ろ姿を見ながら、羨ましいような気持ちになり、それを隠すように俯いて歩いていた


校門に差し掛かると白川がウロウロしているのが見える


流海と何かあったのかな?


単純にそう思っていた私は、白川から話しかけられても、特に疑問は感じられなかった


「あ、愛羅ちゃん…」


「白川くん?どうしたの?流海呼んで来ようか?」





< 437 / 536 >

この作品をシェア

pagetop