彼と私の言えない秘密
私は女子校の敷地内に目をやった


流海らしき姿は見当たらない


「今日、東條は?」


「朝練…試合が近いからね」


「そっか…しばらく続くのかな?」


どうしてそんなこと聞くのか、気にはなったものの、前のように私に言い寄って来ないし、流海の彼氏だからと、安心していた


「朝練?わかんないけど…試合まではそうかも」


「ふ〜ん」


そう言うと白川くんは男子校の方へ、歩いて行った


流海に用事じゃなかったの?


ヘンなの…





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