彼と私の言えない秘密
流海にだけ、本当のことを言おうかなって思っていた矢先


流海が私に話しかけてきた内容により、私の心は固まった


「愛羅、さっき友達から聞いたんだけどさ〜東條くん、お兄さんなんだって?」


「え…あ、うん…」


ダメだ…もう妹だって皆、思っちゃってる


当たり前だよね…


受験の日


和真ったら皆の前で、私のこと、大事だからとか和真って呼び捨てしていいのは私だけとか、結構、恥ずかしいこと言ってたし…


おまけにあのリーダー?にも文句言ってたっけ…


私も、お兄ちゃんを困らせないでとか言ったような気が…


「本当に妹なんだ?双子?それなら早く言ってくれれば良かったのに〜」




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