彼と私の言えない秘密
白川は俺をチラ見しながら、怪しく愛羅に微笑みかけている


色んなことを丁寧に?


ふざけんなよ!


今ぐらいの男の考えることなんか、お見通しなんだよ!


どいつもこいつも…


「とにかく、そういう話は二度と愛羅に持ってくんな!」


俺はそう言い残し、愛羅の手を引いてすぐにチャリに乗るように促した


「おい、待てよ!」


白川が帰ろうとする俺等を止める


「何だ?」


振り向いた時に見た白川の顔は、不気味な笑みをかもし出していた





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