彼と私の言えない秘密
「お前、愛羅ちゃんに執着し過ぎだぞ?オカシイんじゃねぇ?まさか禁断の恋とか?(笑)」


プチ…プチ…


愛羅…俺…もうダメだ…


俺の中で何かが壊れていくのを感じた


「白川…」


俺は今までにない位の低い声で白川のいる方へゆっくりと足を踏み出した


そんな俺を止めるかのように、雅也が俺の両肩を掴む


「おい!和真?帰るぞ!」


今の俺には、そんな雅也の声は耳に入らず、白川だけを見ていた


「和真…」


愛羅のか弱い声が後ろから聞こえる





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