彼と私の言えない秘密
「はぁ?何言ってんだよ…」


確かにもう限界だけど…


あと少しだけ耐えろ?


耐えたら何かあんのか?


学校も部活も楽しくない


毎日、テニスコートの上を走り回り、ボールを打ちまくり、ドコにも行き場のない、ウヤムヤとした気持ちを発散するだけ…


こんな状態の俺


このまま愛羅の隣にいれるのか?


愛羅が俺から離れていくんじゃないのか?


まさかあの時の、軽はずみで言った秘密が、こんなに辛い秘密だったなんてな…





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