彼と私の言えない秘密
このまま波風立てずに静かに、高校生活が過ぎて行けばいいのに


今の私達に、楽しい高校生活を過ごすという頭はなかった


部活で疲れた和真と一緒に帰る毎日だけど、秋になり、日が落ちるのも早く、今までのように海や土手には行けない


夏休みだっていつも部活だったし、ドコにも言ってない


1人になると考えること


『解放しなさいよ!』


私、和真を束縛してるの?


解放しなきゃいけないの?


もぅ…和真の側にはいられないのかな…


だんだんとマイナス思考になる頭


文化祭も近付き、実行委員の人達も大変そう


文化祭…休みたいな…


学校、楽しくないし





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