彼と私の言えない秘密
「春奈…ありがと…」


「今日、東條くんに、久しぶりに好きな気持ち言いなよ?ずっと言ってないでしょ?」


「う、うん…」


そういえば、私、いつから言ってない?


和真に『好き。大好き』って


「じゃ、戻ろ?」


「うん!」


私のどしゃ降りだった心が一気に快晴になった


今までの私は何だったんだろう…


和真を好きな気持ちには変わりないのに!


チビで、特別美人でもないし、運動神経だって鈍いし、要領悪いけど、私の唯一の取り柄!


愛羅スマイル!


和真に嫌われたくないから、今日は愛羅スマイルしてみよう





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