彼と私の言えない秘密
校門の壁にダルそうにもたれた和真が見える


私は自分に気合いを入れる為に、頬をパチンと叩いた


よし!


大きく深呼吸


「和真ぁ〜」


私は昔と同じ愛羅スマイルで和真の名前を呼び、手を振りながら駆け寄った


「お、おう〜スゲーご機嫌だな!どうした?」


キョトンとした表情の和真


「ね、今日は久しぶりに海行こ?」


「寒くね?」


「大丈夫だって…」


いつもならしばらく歩く私達


今日は海に行く為にすぐに二人乗りをした





< 463 / 536 >

この作品をシェア

pagetop